こんにちは、Live2DデザイナーのSevenAです!

そろそろ桜が咲き始めてきて春らしくなってきましたね~。
重なり合った枝が風にしなる様子は見ていて気持ちいいものです。

そこで、今回はその桜の枝のように、PSDの素材も気持ち良く動いて見えるように「効果的な素材分けのコツ」を紹介させて頂きたいと思います!
(つみきちゃんの赤丸部分に注目です)

前回記事:「第1弾企画」②素材分けのコツ

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まず、赤丸①のリボンにフォーカス。

リボンはやはり、「揺れ物」として効果的に動かしたいもの。
そうすることで、Live2Dで動かした際にかなり繊細な演出を加えることが可能になります。 


しかしです…! 


せっかく素材を切り分けてひと手間加えるわけですが…
ここで手間ついでにもうひと手間加えて更に効果的な演出にしてみましょう。


まず、下のgifがリボンを切り分けずそのまま揺らしてみたものです。

tsumiki_3_4


まぁ、普通に効果的に揺れていますので、ほぼこれでOKなのですが…
ここで、下の画像のようにリボンを分解してもうひと手間加えてみます。
①部分が、②と③の間に入っていくようなイメージです。

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そして、素材を更に分けて出来たリボンの動きがこちらになります!

tsumiki_3_5


なんか、立体的にみえませんか!?
結構、見落としがちな部分ですが、こういう小さな手間の積み重ねがあとあと作品のクオリティーを大きく上げてくれます。



わかりやすいように並べるとこうなります!

tsumiki_3_4tsumiki_3_5




では、更にひと手間加えていきましょう!
今度は、赤丸2の肩の服部分にフォーカスしていきます。

肩部分もリボンと同じように「服」「左腕」「服裏」と細かく3つにわけます。

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 そしてこちらが、分ける前と後のgifになります。
両肩に注目してみてください!


tsumiki_3_1_agif③

tsumiki_3_2_agif④


ちょっとわかりにくいかもしれませんが、この肩の部分は「体の回転X」を左右に振った際により立体的にみえるように工夫しています。

gif③はただの画像っぽいイメージですが、gif④は分けた部分の腕は動きに合わせて見え隠れしているのがわかると思います。



このように、二次元のイラストでも工夫次第では奥行き情報を持たせることにより、より立体的に見せる効果が期待できます!

見た目的にそんなにインパクトもない場合もありますが、逆に言いかえると…


「目立たない」 = 「違和感がない」


とも取れる場合があります。
変なところでのっぺりした違和感に注目されてしまうよりは一番見せたい部分をより効果的にみせるためにやってみるのもいいかもしれません。


しかしながらあまり最初から細部にこだわり過ぎても、Live2Dで動かす前に「素材分け」で疲れてしまったり、まったく気付かれず涙を見る危険もありますので…慣れてきてから他の人に差を付けるという意味で挑戦をおススメします!



それでは次回、「モデリングに入る前の準備」を紹介していきたいと思います!




※ コラボレーションキャラクターとモデルデータ利用のガイドライン
※  
サンプルデータ集


★その他リンク

FaceRig+Live2D Module、使い方などなど
前回のブログ記事、ユーザー様によるまとめの紹介

FaceRig公式マニュアル
日本語訳版、一度目を通しておくと良いかも?

Live2D公式マニュアル
モデル製作の参考に。チュートリアルもございます。

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