こんにちは、Live2DデザイナーのSevenAです!

そろそろ4月、新生活のスタート時期ですね。
あれこれ準備するものも多くなり探しもので時間を取られている人も多いのではないしょうか…。 

前回行なってきた「素材分け」のPSDもバックアップ用のデータが増えていき、 知らず知らず前のデータを修正してしまっていた…なんて経験をされた人も少なくないはず…。。

そこで今回は 、Live2D社内でも行なっているPSDの効率的な管理方法をご紹介していきます!

前回記事:「第1弾企画」③素材分けで差を付ける

つみき④

まず、CubismModelerにPSDをインポートする際に塗りや線で分かれている状態では別れた状態のままテクスチャになってしまうので、部品ごとに1枚のレイヤーに結合しておく必要があります。

従って、PSDは「素材分け用」「インポート用」の2つのデータを準備します。


「素材分け用PSD」 線や塗りが分かれていたりなどレイヤー結合前のもの
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「インポート用PSD」 Modelerに読み込む用の各パーツレイヤーが結合されたもの
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でも、Modelerでの作業時PSDに戻ってちょっと修正したい…なんていう場合は「インポート用」の統合したPSDをササッと修正したくなるもの…。

確かに簡単にすぐできるのですが、「インポート用」のPSDは原画確認用の元絵もゴミなどを確認する為の背景レイヤーもない状態ですので、思わぬところで修正ミスをしてしまう危険性があります。

更に、大きく修正を行ないたい時に「素材分け用」のPSDに戻って作業を行なうと、「インポート用」で微調整してしまった部分を反映し忘れてしまったりなど、無駄な作業が発生してしまいがちです。


そこで、基本的に修正を行なう際には「素材分け用」のPSDだけを修正するようにしましょう。
そして、修正後にごみ取り機能も備えた「Photoshop用スクリプト」を使用して「インポート用」PSDに結合しなおします。

※Photoshop用スクリプトの使用法の説明はこちらのマニュアルを参照してください


PSDはいつのものが最新でどれを修正したらいいかわかるようにファイル名の最後にテイク数を入れておくと便利です。

「t01」「t02」「t03」…と増やしていきます。

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チームで作業をする場合でも管理しやすいのでぜひ活用してみてください!


次回から、いよいよModelerの作業に入っていきます。
みんなどこから作業してるの??とか、どういう手順が効率いいの??などなど日頃気になる部分を紹介していきたいと思います。

こうご期待! 



※ コラボレーションキャラクターとモデルデータ利用のガイドライン
※  
サンプルデータ集


★その他リンク

FaceRig+Live2D Module、使い方などなど
前回のブログ記事、ユーザー様によるまとめの紹介

FaceRig公式マニュアル
日本語訳版、一度目を通しておくと良いかも?

Live2D公式マニュアル
モデル製作の参考に。チュートリアルもございます。

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